ＳＳＬは常識か？
ＳＳＬは、特別なアプリケーションや複雑な操作が必要ではないので、インターネットユーザーに安全な通信環境を提供する方法として、現在では標準的に利用されているわけです。
このＳＳＬによる暗号化通信は、ユーザーがそれを望んでいてもサイト運営者側がそれを提供しなければ利用できないものです。したがって、ＳＳＬ暗号化通信を提供することは、ユーザーに対して安心できるサービスを提供することになるわけです。
現在では、ＳＳＬが利用されているのはパソコンだけではなく、携帯電話やＰＤＡでもＳＳＬに対応しているものが現れてきています。また、常時ＳＳＬは、ログインユーザの個人情報を守るためには、最も基本的でありローコストでもあるセキュリティ方法であるといえます。
この常時ＳＳＬによって、クッキーやＵＲＬパラメータで保管されることが多いユーザ識別子が常時暗号化されるために、検索履歴や会員情報、オンラインショッピングなどがさらに安全となるわけなのです。
企業がその顧客や自社のブランドイメージを守りたいという場合などでは、信頼できる認証局から購入したSSLサーバ証明書を使用して常時ＳＳＬを行うことがさらに重視されていくことになるでしょう。
基本的に常時ＳＳＬは簡単に導入することができ、ユーザとウェブサイトとの間でやり取りされる機密情報を暗号化し、不正なアクセスからその情報を守ることができます。